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夫にイライラする時は「妻のトリセツ」を。夫婦で読むのがおススメ

夫にイライラ、誰にでも経験ありますよね・・・?

  • 夫の言動にイライラしてしまう
  • ちょっとしたひと言が癇に障る
  • 会話が噛みあわない
  • 優しくなれない自分にも嫌気がさす
  そんな時におすすめの本があります

ご紹介する「妻のトリセツ」は、脳科学・AI研究者の黒川伊保子さんが「理不尽な妻の扱い」に悩む夫に向けて描いている本です。
各方面で話題になりロングセラーになっていますね。

脳科学をベースに男女脳の違いからくる夫婦のすれ違いを紐解き、奥様の考えていることや行動の理由をズバリと解析。それに対してどのような言動をとれば、奥様にとって最愛の夫でい続けることができるのかという具体的な作戦を提示する、夫のための奥様攻略本。世の中の「奥様が怖い」と思っているすべての夫が、家庭におだやかな愛を取り戻すための実用書である。

Amazon ブックストア 本紹介よりー

この本は夫である男性目線からみた妻への対応策、という形で書かれていますが、妻である女性の側から読んでも十分楽しめる内容になっています。

夫にイライラする日常の出来事「あるある」が全編にわたって取り上げられていて、笑いをこらえながらあっという間に読んでしまいました。

「妻のトリセツ」でわかる夫へのイライラの正体

(以下、内容にも触れています)

すでにケリがついたはずの過去の失敗を、まるで今日起きたことのように語り出し、なじる妻。(略)
つまり、夫が無神経な発言をしたら、「無神経」という見出しがついた過去の発言の数々が、生々しい臨場感を伴って脳裏に蘇ることになる。

「妻のトリセツ」より以下同じー

「夫からみて理解しにくい妻の言動」を、「女性脳からなるもの」と脳科学的に説明しています。

「男性脳」と「女性脳」を比較する形で書かれていて、わかりやすく差別化するために多少おおげさに書かれていますが、「なるほどね」と感じる部分も。

「こういう女性ばかりじゃないでしょ~」「この妻めんどくさ~」と多々ツッコミを入れたくなりますが、読み進めるうちに夫との過去の小競り合いを思い出し「あるある」と笑ってしまいました。

「大切なのは夫が共感してくれたという記憶」

これはわかります

つい愚痴や弱音を吐いてしまう時、その日の出来事を聞いてほしい時、求めているのは厳しい意見や的確なアドバイスなんかじゃないのです。

聞いてくれるだけでも気持ちが落ち着く時ってあるんですよね。

「聞いてるふり」して完全にスルーされるのもイライラしますが・・・

「地雷を踏むセリフに気をつけよう」

うちの夫もわりと「余計なひと言」をポロリと言ってしまうタイプ。数々の小競り合いの火種になりました 

そして「余計なひと言」で、芋づる式に過去の腹立たしい出来事まで思い出されて・・・
というのはよくあるパターンですね。

まず、知っておいてほしいのは、「なじる人は傷ついている」ということだ。1週間前の出来事であろうと、30年前の出来事であろうと、なじっているのは、今、この瞬間も心が傷ついているからなのである。

これ、過去のことを「なじられる」側も大変だろうけど、「なじる」ほうも負の感情に突き動かされているわけだから辛いですよね。
自分の心が「今でも傷ついている」ことを自覚してない場合も多い。

不毛な争いは結局どちらも嫌な思いをするのですが、背景にこういう気持ちがあることをお互いに理解できたら、違った対応がとれるかもしれませんね・・・

名もなき家事について

 最近クローズアップされてきた「名もなき家事」についても触れています

普段の生活、夫が気づくことのない「名もなき家事」に追われている妻の現状を説明した上で、著者は次のように書いています。

ここで、男性脳のために弁明するならば、男性脳に、女性脳が求めるレベルの家事を要求すると、女性脳の約3倍のストレスがかかるということだ。

つまり、アレコレと家事をこなす能力が高くない夫が妻を助けることは、かなり難しいというのです。

「夫がなんにもやってくれない!」とイライラする時ありますが、もしかしたら本人は「やってるつもり」、あるいは「まったく気がついていない」のかもしれないですね・・・

とにかく夫が「名もなき家事」の存在に気づいて「ねぎらう」こと、そして「できそうなことからリストアップして始めていく」ことを推奨しています。

気づいて「ありがとう」を言ってくれるだけでも嬉しいものです

夫の無邪気な暴言

夫が気づかない「妻を絶望させるセリフ」も面白かったですね!

「だったらやらなくていいよ」
「つまりこういうことだろ?」
「おかず、これだけ?」
「今日何してたの?」
「いいな~君は。一日○○(子どもの名前)と一緒で」

ここまであからさまじゃなくても、結構似たようなこと言われていません?
たとえ悪気なくてもイラッときますよね!

  私が熱を出して寝込んだ時「晩飯つくれるの?」と無邪気に聞いてきました・・・

なぜ、夫は妻を絶望させるようなことをつい言ってしまうのか?

著者は、女性と男性では「会話に使う通信線」が違うからだと説明しています。

女性が使うのは「心の通信線」と「事実の通信線」の2つ。
たとえ相手の「事実」を否定する時でも、まず最初は「心」の肯定を大切にします。

一方男性は基本的に「事実の通信線」しか使わないためうまくいかないというのです。

そこで、夫のためにたてられた対策がこちら。

心さえ肯定しておけば、事実は、どっちに転んでも大丈夫。逆にいえば、無責任に「そうそう、そうだよな」と言っていいのである。この黄金ルールを覚えておけば、いらぬ地雷を踏まずに、自分の意見を通せるので絶対に楽になる。

夫婦だけでなく、人間関係すべてに応用できるかもしれませんね・・・

私がこの本で一番笑ったのがこちらです。

「心と裏腹な妻の言葉」

「あっち行って!」
あなたのせいでめちゃめちゃ傷ついたの。ちゃんと謝って、慰めて!

「勝手にすれば」
勝手になんてしたら許さないよ。私の言うことをちゃんと聞いて。(略)

「どうしてそうなの?」
理由なんてきいていない。あなたの言動で、私は傷ついているの。(略)

「なんでもない」
私、怒ってるんですけど?(略)

「一人にして」
この状況で本当に一人にしたら、絶対に許さない。(略)

「別れる」
ここは引けないの。あなたから謝って!

これ、笑いました~

さすがに40代になるとこんな心理もありませんが、付き合い始めのころはこんなだったかもしれませんね~

こういう会話と気持ちが成り立つ間は、妻の側にちゃんと愛情があるので大丈夫ですね。
(夫が対応を間違えなければ)

積年の恨みが積もった熟年夫婦あたりだと、同じセリフでもだいぶ意味合いが変わってくるかもしれません。

「妻のトリセツ」を読んで それでも愛すべき夫?

夫に日常的に褒めてもらえる妻はどのくらいいるのでしょうか?

男性脳は空間認識能力が高いため、同じ空間で一生に暮らしている妻を自分の一部のように感じてしまうといいます。

夫の一部になってしまった妻は、男にとって、一体化すればするほど、愛の言葉ももらえないし、一生懸命料理を作っても「美味しい」とも言われず、髪を切ってきても「いいね」のひとこともないと嘆くことになる。

夫たちよ、褒めることなど思いつきもしないほど一体化した妻に、もし先立たれでもしたら?きっとからだの一部をなくしたかのような喪失感があるはずだ。

私が夫を残して先に逝ったら?一人残る夫を想像したらちょっとホロリとしました・・・

この本の最後では、夫達に向けて「それでも別れないほうがいい理由」を説いています。

ベストセラーになっているということですが、世の中の男性の皆さんはどんな気持ちでこの本を手にとって読み進めているのでしょうか・・・

「妻のトリセツ」を手にとるということは、きっと二人の関係を何かしら良いものに変えたいと願ってのことだろうと思います。

私は妻側としてこの「妻のトリセツ」を読んでみて、これまでの夫婦の歴史の数々を思い返し、改めて二人の関係について考えました。

腹立たしい出来事、イラつく言動、長く暮らしているといろいろありますが、きっとそれは夫にとっても同じことだろうと思います。

日々理解不能な言動をする妻(わたし)に向かい合い、夫は夫で大変な思いをしているかもしれません。

最近(更年期のせいもある?)わけもなくイライラしてしまうことの多かった私ですが、お互いの違いを理解した上で、またこれからの日々を一緒に過ごしていきたいと思っています。

「妻のトリセツ」は夫にイライラして愛情が薄れそうで不安な人、新婚さん、長年連れ添った人、そして夫に、ぜひ夫婦2人で読んでいただきたい本です。

握りつぶした紙くず
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