放送大学(心理学)

放送大学「心理統計法」を学ぶ。単位認定試験対策と学習に役立った本

学ぶ人達

2018年度、第2学期の単位認定試験が終わりました。

今回受けた試験の中で、いちばん不安だった科目が「心理統計法」。

放送授業の第1回を視聴した感想は、

「ぜったい無理!無理!無理!」

が、どうにか無事に単位をとることができました!

心理統計法の勉強を進める上で参考にした本や、単位認定試験に向けての勉強法をお伝えします。

【この記事はこんな人に向けて書いています】

  • 文系で数学はものすごく苦手だった
  • 統計学の基礎知識がない
  • 高校で勉強したはずだけどまったく覚えていない
  • 資格取得や卒業のために単位だけはどうしてもとりたい

心理統計法(’17)の中心はベイズ流アプローチ

2019年3月現在の科目「心理統計法(’17)」は2017年度に開設しています。

主任講師は、放送大学客員教授 早稲田大学教授の豊田秀樹先生。

ちょっとお茶目なところもあって、はきはきした明るい口調も聞き取りやすい、好きな先生の一人でした。

内容はものすごく難しかったですが

内容については印刷教材の「まえがき」前半に記載があります。

要約すると・・・

心理統計法(’17)とは
  • 心理学研究のためのデータ分析法を学ぶ
  • 有意性検定を脱却して、ベイズ流アプローチで統計的推測を行う
  • ベイズ流アプローチには高度な数学は必要なし

この講義の一番の中心である「ベイズ流アプローチ」。

これまでの心理学研究には「有意性検定」なるものを使っていたそうです。

これからは「ベイズの定理」を使ったベイズ流アプローチの時代

これだけは忘れないようにしました。

ベイズの定理って??全くわからない!
ですよね!印刷教材を読んでもよく理解できませんでした

 

「ベイズの定理」を少しでも理解したくて読んだ本がこちら↓

ベイズの定理参考書

内容はややこしいですが、マンガで書かれていて会話形式になっています。

統計の知識がない私でも読み進めることができました。

「ベイズの定理ってなんぞや?」「どうやって使うの?」といったことは、おぼろげながら理解できます。

ベイズの定理にいきなりつまづいたら、まずこちらを読んで、サラ~っとでも頭に入れておくと授業に入りやすいと思います。

統計学の基礎学習に参考にしたサイト、書籍

豊田先生が第1回めの授業のはじめに「数学できなくても大丈夫ですよ~」と明るくおっしゃっていたので最初は安心しました。

・・・・いやいやいや、ぜんっぜんわからないんですけど!!

 

理解できたのは「平均」だけ。

先生のはきはきした話し方はとても聞き取りやすいのですが、内容にはまったくついていけません。

「ヒストグラム」とか「標準偏差」とか・・・・そんなのあった???

私は根っからの文系で、高校に入学してから数学はあきらめて3年間過ごしました。

授業のどこかで統計をかじった記憶もあることはあるのですが、どうにもこうにも思い出せません。

先生が「数学できなくても大丈夫ですよ」というのは、「高校での「数学Ⅰ」くらいわかっていれば全然大丈夫ですよ」という意味だと理解しました。

これはマズイ・・・!

このままでは授業料をムダにしてしまうと危機感を感じた私。

まず「統計学の基本」までさかのぼることにしました。

統計についてのサイトは数多くあったのですが、とってもわかりやすかったのがこちら。

授業の最初に出てくる「平均」「中央値」「最頻値」といった統計用語も、基礎知識のない私にも理解できるような例を使って、分かりやすく説明されています。

個人的には「子猫たちがお祭りに参加している風景」を題材にしているところがツボにハマりました。

かわいい情景が目に浮かんで、楽しく統計のお勉強ができました。

基礎の基礎からステップを踏んで説明してくれるので、統計が苦手な人でもわかりやすいと思います。

購入して役立った参考書はこちらの2冊。

マンガでわかる統計学 長岡の教科書

「マンガでわかる統計学」はAmazonのレビューが良かったので購入しました。

基礎の基礎が可愛いイラストで説明されているので、どんどん読み進めることができます。

統計初心者のひつじと先生役のオオカミとの掛け合いがとても面白くて楽しい!

長岡の教科書」は、明治大学理工学部特任教授の長岡亮介先生が「数学Ⅰ」についてわかりやすく教えてくれます。

統計学だけじゃなく、「数学Ⅰ」全般にわたる内容で、数学嫌いの大学受験生にとても好評のようです。

音声授業を収録したDVD-ROMが付いているので、家事の合間に「統計学」の部分を耳で聴きながら頭に入れました。

「高校時代にこの参考書があったら、もう少し数学なんとかなったのになぁ」と思いましたよ。

統計学への苦手意識もあって、なかなかすんなり授業の内容に入っていけなかったのですが、こんな風に統計学の基礎を多少なりとも理解することが、その後の「心理統計法」の学習に役に立ちました。

「とにかく統計への苦手意識をなくしたい!」と、私がアレコレ迷いながらたどった学習法になります。

こうした参考書を読むことは、費用も時間も別にかかってしまいますので「まわり道」ともいえます。

「こういった学習法もあるんだな」くらいに思っていただけたらと思います。

「心理統計法」の印刷教材に、学習に必要な大切な語句や説明はすべて記載されています。

  放送授業を視聴して、印刷教材をしっかり読み込むことが一番の近道です

「心理学統計法」単位認定試験の対策

授業の内容が難しいので、

「単位をとるなんて無謀なのでは」

「一体なにをどう勉強していけばいいのか」

と頭を抱えてしまいますね。

私もそうでした。

じつは、勉強の仕方や単位認定試験について、豊田先生がはっきりと明言しています。

印刷教材の「まえがき」にはこのように書かれています。↓

週末には演習問題が置かれている。ただし「専門用語を答えなさい」という形式の演習問題には正解を示していない。正解は章中の「太字」にある。正解を示さない理由は、正解を学習者が探すことによって内容に対する理解が深まるためである。単位認定試験は演習問題を解いたのちに受験されたい。

(略)

単位認定試験の内容には、ソフトウェアによる教科書の内容の追計算や発展研究への挑戦は含めないので、そのような環境にいる方も安心して受講していただきたい。

心理統計法|豊田秀樹 放送大学教材

また放送授業の中や、単位認定試験の過去問の解答ページ(豊田先生は解答を公表しない主義の先生なので、その旨の説明をされています。)の中でも単位認定試験の出題範囲について触れています。

単位認定試験問題は印刷教材章末の演習問題と放送教材の結衣さんとの会話から出題しています。受験対策はそこに集中することです。

2018年度第2学期単位認定試験 解答公表

単位認定試験の出題範囲についてまとめるとこうなります。

印刷教材の章末にある演習問題
放送授業の中での豊田先生と結衣さんとの会話
メガネをかけた女の子

出題範囲がはっきりわかっているならもう楽勝じゃない??

 

いやいやいや、そんなに甘くなかったです・・・

確かに出題範囲がはっきりしていることは、試験勉強をする者にはとてもありがたいことです。

でも、章末の演習問題の数は150あるのです・・・。

解答はありませんから、一つ一つ自分で印刷教材の中から探し出していくことになります。

一度目を通すだけでは答えがみつからないものもあり、何度も読みこんだりネットで調べたり。

時間をかけて調べても、「この答えで合っているのか??」と不安になることも。

問題を解いたとしても、この心理統計法の単位認定試験は印刷教材やノートの持ち込みができないので、すべて覚えておく必要があります。

つまり、暗記です。

一度ではなかなか覚えられないので、私は単語帳に書いて繰り返し問題が解けるようにしました。

単語帳
結局時間が足りずに150問すべて解けなかったのですが・・・

放送授業の中の結衣さんとの会話部分は、スマホで繰り返し視聴するようにしました。

(放送大学のアプリを使って視聴できます。こちらの記事にも書いています)

勉強机
放送大学 単位認定試験の対策 過去問による勉強法から合否確認「放送大学の単位はどうやってとるの?」 「試験はどんなふうに実施されるの?」 「単位をとるための勉強法は?」 「試験は難しいの?」...

会話の最後で結衣さんがまとめてくれるノートがとても重要なので、スクリーンショットにとって、いつでも読み返せるようにしていました。

まとめノート
なんかすごく大変そう・・・
心理統計法の勉強に「近道はない」と感じました

「心理統計法」学習のまとめ|心理統計法を学ぶこと

内容が難しいと感じたら「統計学の基礎」から入ってみる
印刷教材章末の演習問題は必ず解いておく
放送授業の結衣さんとの会話、まとめノートは必ず理解しておく
「暗記」と「繰り返し」が必要。多めに学習時間をとっておく。

単位はどうにかとれたものの、理解したかと聞かれればはっきり答えられません。

でも、わからないながらも放送授業を繰り返し視聴し、演習問題を解くことで、最初に感じていた「心理統計法への苦手意識」が少しづつ薄れていきました。

まずは「ほんの少しでも興味を持つ」ことが学習を続ける上でとても役に立つと思います。

豊田先生は、印刷教材の中で次のように書かれています。

座学だけではデータ分析の実技はけっして身につかない。教科書の内容を追計算することは実技向上の第一歩として大変有効である。

(略)

教科書の内容を追計算した後に、ぜひ発展研究にも挑戦して欲しい。

「心理統計法」|豊田秀樹 放送大学教材

 

この記事では「心理統計法の単位認定試験対策」にポイントをしぼって、数学が苦手な私がたどった学習法を書かせてもらいました。

本当の学習という意味では、単位認定試験はゴールではなく、あくまで通過地点です。

放送授業第一回めの終わりに追計算の方法について詳しい解説があります。

追計算をしてみて、そこから発展研究に進んで、実際のデータに触れる。

そこまで進んで初めて「心理統計法を学んでいる」といえるのだと思います。

私はまだまだです・・・

でも、まずははじめの一歩から。

「心理統計法」に苦手意識のある人に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

グラフ
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