放送大学(心理学)

放送大学心理学実験に統計の知識は必要?レポートや単位取得難しい?

グラフ

先日、放送大学心理学実験の講義を2つ受けてレポートを提出しました。

※3つめの授業を受けた様子も追記しています。

なにしろ初めての受講、受ける前にはこんな不安があったのです。

  1. 心理学実験に事前の準備は必要?
  2. 心理学実験ってどんな内容の講義なの?初学者でもついていける?
  3. 心理学実験に統計学の知識は必要?エクセルは?
  4. 心理学実験のレポートは大変?提出方法は?

こちらでは心理学実験の講義について、実際に受けてみてわかったことを書いています。

これから心理学実験の授業を受けるという方、不安を感じている方に少しでも参考になれば嬉しいです。

面接授業 心理学実験の事前準備と内容 初学者でも大丈夫?

心理学実験の事前準備 シラバスは必ず読んでおく

心理学実験には1.2.3があります。

事前準備として、放送大学から送られてくる面接科目の冊子にシラバス(講義などの内容や進め方を示す計画書)が載っていますので、こちらは必ず読んでおきましょう。

放送大学システムWAKABAからもみることができます。

「ログイン」→右側「学内リンク」内「面接授業(第〇学期)のページ」→上部「授業概要一覧」から検索

今回私が受けた「心理学実験3」では、授業の概要についてこのように書かれています。

【授業内容】
心理学における実験的研究を4つ(SD法、触2点閾の測定、ヒューリスティック判断、ストループ効果)取り上げます。受講生は、それらの実験に、実験者・記録者・実験参加者として参加し、得られた結果をレポートにまとめます。授業を通して、心理学の仮説設定や、実験の方法、データ整理、レポートの書き方について学びます。受講生は、8コマの授業のすべてに出席し、4つの実験すべてについてレポートを提出する必要があります。実験順序や休憩時間は状況により変動することがあります。

【授業テーマ】
第1回心理学実験の意義について学びます
第2回SD法を用いて感性的評価を行い、レポートを書きます
第3回触2点閾の測定を行います
第4回実験の結果をまとめてレポートを書きます
第5回ヒューリスティック判断に関する実験を行います
第6回実験の結果をまとめてレポートを書きます
第7回ストループ効果の実験を行います
第8回実験の結果をまとめてレポートを書きます。最後にまとめの授業を行います

【学生へのメッセージ】
大学で心理学を学ぶ学生が2年次に行う程度の実験を実習します。実験は、講義を聴いて理解することとは全く異なります。実験そのものの成否より、心理学における実験の意義を理解し、手続きを習得することが重要です。実験に参加しないと実験レポートが書けません。なお、実験に要する時間は個人によって変動するため、時間割りの開始時刻、終了時刻とは多少異なったスケジュールになることがあります。

参照:放送大学システムwakaba 心理学実験3 シラバス

特に注意して読んでおく箇所が次の2つ!

  • 受講者が当日用意するもの
  • 受講前の準備学習等

今回の場合はこちらですね↓

【受講者が当日用意するもの】
筆記用具(鉛筆・消しゴム)、直定規(20cm程度のもの)、電卓(安価なものでよいが、ルートキー√がついているもの)。

【受講前の準備学習等】
大学初年次程度の心理学の知識について再確認してください。電卓を使って計算を行います。加減乗除キーとルートキーの使い方をあらかじめ確認してください。

参照:放送大学システムwakaba 心理学実験3 シラバス

授業で電卓を使って簡単なルート計算をしたので、その時に√(ルート)機能が必要になりました。

普段、電卓のルート機能なんて使う人いませんよね?

家にあった2台の電卓のうち1台にちゃんと√(ルートキー)がついていたのですが、今まで使ったことがないので前日にあわてて覚えました↓

授業よってはパソコンを使うので、データの保存に「USBメモリ」が必要になったりします。

行ってから困らないように、「持ち物」についてはモレのないように準備して行ってくださいね。

心理学実験の授業内容 初学者でも大丈夫

今回受けた「心理学実験1」と「心理学実験3」、どちらも4つの実験を行いました。

最初からいきなり実験に入るわけではなく、一つのテーマでしっかり講義を受けてから実験、また次のテーマについて講義を受けてから実験、といった感じです。

来ていた受講生の数は心理学実験1では40名近く、心理学実験3の時は20名弱でした。

放送大学ということで年代も20代~60代くらい?で仕事を持っている人も多く、心理学の授業をどのくらい受けているかは人によってバラバラだと思います。

先生が資料を使ってしっかり説明してくれるのと、基本的に初学者を対象にして授業を進めてくれるので、心理学の知識がない人でも大丈夫です。

これまではずっと通信で授業を受けていたので、面接授業で先生の話を直接聞けるというだけでも受けてよかったと思います。

2つの授業で受けた実験は、3〜4名くらいのグループで行うものとビデオや資料を使って一人で行うものがありました。

「実験」というと難しく聞こえて不安になってしまいますが、やること自体は全然難しくないので「ちゃんとできるだろうか?」と心配することはありません。

事前に先生から説明もありますし、資料もありました。

ただ難しくないとはいえ、手順を間違えたり注意事項を守らなかったりすると実験のデータが正しくとれなくなってしまうので、しっかり理解して実験にのぞむ必要があります。

わからない時は恥ずかしがったり遠慮したりしないで、先生や同じグループの人に確認してくださいね。

【心理学実験の授業で大切なこと】

  • 実験の手順や注意点は、先生の指示をしっかり聞いて理解してから行う
  • わからないことは必ず確認する
  • データは正確に丁寧に記録

「あまり人と話すのが得意じゃないんだけど・・・」という人は、グループでの作業と聞くと不安になりますよね。

他の人と会話をするのは実験の時だけで個人的な会話を交わすような時間もありませんし、実験ごとにグループ割りも変わります。(これは実験に影響のないようにあえて同じにしないようです。)

中には知り合い同士で参加している人もいましたが、ほとんどの人は1人で来ていますので休憩時間も各自バラバラ。気楽でした。

「なにか話さないといけないかな?」とか気を使ったりすることもありませんので、人見知りな方も心配せずに受けていってくださいね。

学習センターによって変わるかもしれませんが、たいていは教室の自分の席でお昼が食べられると思います。(私も近くのコンビニで買っていったものを食べてました。)

お昼休みは一応50分あるのですが、講義や実験の都合で外に出る時間はとれないかもしれません。レポートを書く時間にあてたりもします。自分で用意をしていったほうが安心だと思います。

ちなみに心理学実験の授業は2日間にわたって行われますが、特に決められてないにもかかわらず皆さん全員が初日にすわった席に次の日もすわりました。

(私もなんとなくそうしました。)

「なぜ同じ席にすわったのか?」を先生が心理学的な側面から話をしてくれて面白かったです。

心理学実験に統計学やエクセルの知識は必要?

シラバスには「心理学概論、研究法、統計学などを受講していることがのぞましい」というようなことが書かれているので、「どうしよう!統計なんてわからないよ~」という人もいるかと思います。

私も統計学の単位はすでに取得済みですが、それも先生からのヒントを頼りに苦戦しながらとったもの。「統計大丈夫です!」といえるようなレベルではとてもありません・・・。

でも大丈夫ですよ!

心理学実験はまったく統計の基礎がない人でもちゃんと授業についていけますし、レポートも提出できます。

データをまとめる時に出てくる単語は「平均」と「標準偏差」だけ。

私が受けた「心理学実験3」では、持参した√(ルート)付き電卓で「標準偏差」の計算方法もわかりやすく教えてもらいましたが、実際に実験データをまとめるときにはアシスタントで来ていた学生さんが計算してくれました。

「心理学実験1」では自分達でデータの合計や平均を出しましたが、レポートに必須なのは「平均」のみ。「標準偏差」は記入してもしなくてもOKでした。

ただ「標準偏差ってこういう意味を持ってるんだ~」と分かっていたほうが理解がしやすいので、まだ統計学を受けていない方はこちらを参考になさってください↓

「標準偏差」は平均値からデータがどのくらい散らばっているかをあらわす数値です。例えばクラス全員の握力を測定し、平均と標準偏差の値を出したとします。標準偏差の数値が小さければ個々の握力にあまり差がみられなかったということ、数値が大きければ個人差が大きかったということになります。

もう一つ「エクセルの知識はどのくらい必要なのか?」も気になりますよね。

今回受けた「心理学実験1」はレポートをパソコンで作成しましたので、表やグラフもエクセルで作成しました。

私もエクセルに関しては本当に久しぶりに使いましたので、ネットで確認しながらの作業でした。

ただ放送大学の受講生には高齢の方も多く、中にはパソコンを使い慣れていない方もいらっしゃいます。

先生も「必ずパソコン使用でなくても手書きでも大丈夫です」とおっしゃっていました。

「心理学実験3」のほうは授業内での完全手書き、計算も電卓でできる範囲のことしかしませんでしたので、エクセルの知識は不要でした。

*今学期中に「心理学2」を受講予定で、そちらのシラバスをみると授業中にエクセルを使用するようです。「平均値の出し方と並び替えフィルタの使い方」を理解しておくように指示がありました。授業を受けた後、どの程度エクセルを使用したかはまたこちらに追記させていただきます。

追記:心理学実験2を受講しました (2019年第1学期)

先日心理学実験2の面接授業を受けてきました。

パソコンを使用しますが、ログイン時に学生番号と暗証番号が必要になります。

学生証を持っていくか、番号を控えていくとスムーズです。

(学生番号がわからない場合は先生が別のログイン番号を教えてくれますが、自分の番号ですんなり入ったほうがスムーズです。)

シラバスはこちらです。

【授業テーマ】
第1回心理学実験における研究法の概要
第2回実験1(印象形成)の実施
第3回実験1の解説・レポート書き方及び解説
第4回実験2(自由再生における記憶の系列位置効果)の実施及び解説
第5回実験3(メンタルローテーション)の実施
第6回実験3の解説
第7回実験4(要求水準)の実施
第8回実験4の解説・まとめ

【学生へのメッセージ】
実験の実施、結果のまとめ、レポートの作成等に、パソコンを使用しますので、基本的なパソコン操作(word, excel等)は習得されていることを望みます。

【成績評価の方法】
成績評価は、授業中の学習状況及びレポートにより行います。

【受講者が当日用意するもの】
電卓、ものさし、word, excelファイルを持ち運びできるUSBメモリ等

引用:シラバス|放送大学 WAKABA

放送大学はいろんな年代の方がいらっしゃるので、中には「パソコンはあまり使用したことがない」という方もいると思いますが、実験そのものがパソコン内に落とし込んだソフトを使って行いますので、最低限の操作ができないと授業についていけないことになります。

私もパソコンを使用する授業は初めてで、WordやExcelの関数がどの程度扱えればいいのか不安もありましたが、並び替えフィルタの操作などは都度先生から細かく指示もあってとくに戸惑うようなことはありませんでした。

※Excel関数で、合計値と平均値の算出方法は覚えておいたほうがいいです。

「自由再生における記憶の系列位置効果の実験」や「メンタルローテーションの実験」はかなり集中力が必要なので疲れる面もありましたが、個人的にはパソコンを使った実験はどこかゲーム的な遊びの要素もあり、楽しんで取り組むことができました。

こちらの心理学実験2でも、受講者全員分のデータについてはアシスタントの方にまとめてもらえたので、特に統計学の知識がなくても問題はありませんでした。

心理学実験のレポートは大変?提出方法は

心理学実験1.2.3の単位をとるには、2日間8コマの授業をすべて出席して実験に参加し、実験すべてについてレポートを提出しなければなりません。

このレポートの提出方法、担当の先生や学習センターによってバラバラですので都度確認することが必要です。

今回の2つの授業のレポート提出についても、「先生によってこんなに違うんだ!」が私の感想です。

「心理学実験1」のほうは、テーマについての講義と実験にすべての時間が費やされたのでその場でレポートを書く時間はありませんでした。

*「手書きでもいいけどできればパソコンで」という指示がありました。

4つの実験に関するレポートはすべて「宿題」。20日後の締め切りまでに4件のレポートをまとめて持参か郵送で提出するという方法でした。

授業の中でレポートの書き方について説明はあったのですが、なにしろ初めてなので自宅に帰って書こうとすると何をどのように書いていいやらわからない。

中でも「質問紙調査法」についてのレポートは、自分で「仮説」を立てて20個ほど質問も考えるという内容で、一番悩んで時間もかかりました。

勉強にはなりましたが、初めてのレポート提出でこの宿題は、正直私にはちょっと大変でした。

一方「心理学実験3」の場合、レポート提出の期限は2日目の講義終了時間まで。

つまり宿題ではなく、「必ず提出して帰ってね」というものでした。

授業の中にレポートを書く時間もとられていて、その場で書き方や図、グラフでの表し方なども細かく説明がありました。

久しぶりに手書きで文章を書きましたが、パソコンに慣れてしまうと手書きってなかなかしんどいですね!

必死で書いていたら力を込めすぎて、ペンだこができました(笑)

2日間すごく集中したので疲れましたが、ちょっとしたこともその場で先生に確認できたしレポートも提出できたので、私としては楽でした。

他の受講生の人も話していたのですが、レポートの提出方法や難易度は担当している先生によって本当に違うようです。

でもどの先生の授業でも「授業にすべて出席して締め切りまでにレポートを提出」が単位取得に必須なのは同じなので、ここは絶対に守るようにしてくださいね。

追記:心理学実験2のレポート提出について

1人1台パソコンを使用できたので、レポートはすべてwordで作成しました。

「手書きでもwordでもどちらでもOK」でしたが、手書きの場合だと途中で訂正したい時に消して書き直すのが大変なのでwordのほうが楽でした。

※手書きの時は、消しゴムのカスがすごい量になってました・・・

こちらの心理学実験2でもレポ―ト作成の時間は授業時間に組み込まれていて、2日間で4つのレポートをすべて提出して帰らなければなりません。

他の授業と同じく、全コマの出席と4つのレポート提出が単位取得のために必須です。

レポートは、実験の結果をふまえた「考察」がきっちり書かれていればOKとのことで、真面目に実験に取り組んで入れば特に難しいものではありません。

先生が提出されたレポートをいくつか読み上げてくださったのですが、中には過去の文献や論文をふまえて仮説を立てて書いている人もいて、自分のレポートとのレベルの違いを感じました・・・

心理学実験レポートの書き方

心理学実験のレポートの書き方には型というか「決まりごと」があります。

  1. 問題
  2. 実験の目的
  3. 実験の方法
  4. 実験結果
  5. 考察

通常はこの5つの項目にそって書いていくのですが、最初の「問題」についてはテーマがすでに決められているので、今回のレポートでは書かなくてもよかったです。

自宅でレポートを書いたときに参考になったサイトがありますので、こちらに載せておきますね。

心理学実験 面接授業 まとめ

いかがでしたでしょうか?

放送大学の心理学実験の授業というのは「ほんのさわり」の部分にしか触れていないので、実際に行われている心理学実験に比べると、データのとり方や検証の仕方も本当に「ザックリ」したものになっています。

本格的に心理学の勉強をしたい人にはもの足りなさが残るのでしょうが、それでも「心理学の実験とはこういう手順で行うものなんだ」という雰囲気を感じとれるだけでも、受けるのと受けないのとでは全く違います。

普段は通信で一人で勉強しているので、いろいろな目的や目標をもって授業に来ている人達を目にすることはやはり刺激にもなります。

人気のある授業は抽選のことも多く、お仕事などでなかなか出席することも難しいと思いますが、単位取得に必要だから、ということを除いてもじゅうぶん受ける意味のある授業だと思います。

心理学実験の授業を控えて不安になっている方に、この記事が少しでも安心材料になれば嬉しいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました
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