「放送大学で心理学を勉強したいけど、どんな科目をとろうかな」
「1学期で、みんな何科目くらいとっているんだろう?」

私は40代という年齢になってから、あたらめて「人の心理を学びたい、基礎から学びたい 」という気持ちになり放送大学に飛び込みました。
でも半年間勉強してきて、そして単位認定試験を受けてみて思ったことがありました。
・・・ちょっと科目登録、欲張り過ぎた??
「これから放送大学で心理学を学びたい!」
「心理学の基礎を学んで認定心理士の資格もとりたい!」
そんな人に向けて、放送大学心理学の科目登録について私が感じたことをお話します。
放送大学 科目登録申請の注意点1
「放送大学に入ってどのように学びたいのか?目的は?」
「1日で勉強にあてられる時間はどのくらいあるのか?」
このことを最初に考えておくと履修計画が立てやすくなり、科目申請もスムーズに進められるようになります。
- 単位の数に関係なく、好きな科目だけを選んでマイペースで学びたい
- 認定心理士の資格取得をめざすために、必要な科目をすべてとりたい
私は1年間だけ在籍する選科履修生として入学しましたが、最初にこれをしっかりやらなかったために苦労しました。
選科履修生:一年間在籍して希望する科目だけを履修することができます。
(半年間だけ在籍する場合は科目履修生になります。)
入学願書提出と同時に、申請して受けた科目がこちら。
- 認知行動療法
- 発達心理学概論
- 心理カウンセリング序説
- 心理臨床と身体の病
- 心理学概論
- 教育心理学概論
- 中高年の心理臨床
- 心理学研究法
- 心理統計法
- 錯覚の科学
- 精神分析とユング心理学
- 思春期・青年期の心理臨床
- 認知心理学
- 乳幼児・児童の心理臨床
- 心理臨床の基礎
- 乳幼児心理学
- 心理臨床とイメージ
全部で17科目を履修し、単位認定試験を受けました。
正直、この歳(40代)になって半年で17科目というのはかなりキツかったです。
以前から興味があった心理学。
基礎から学びたいと放送大学の願書を取り寄せたものの、いざ科目登録しようとしても何から手をつけていいかわかりません。
そこで参考にしたのが「認定心理士」取得のための必要科目でした。
認定心理士資格は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する心理学の基礎資格で、4年制大学で心理学の標準的な基礎知識と基礎技能を修得していることを認定するものです。
認定心理士を取得するために必要な科目(36単位)を履修すれば、心理学の基礎部分をひととおり網羅できると考えたのです。
36単位のうち面接授業についてはすでに申し込み期間が終了していたので、登録可能だった単位(17科目34単位)を1学期に集中して申し込みました。
追記:
次の学期の科目申請登録が開始された時点で、のこりの面接授業「心理学実験1」「心理学実験2」「心理学実験3」を申請しました。
人気のある授業は抽選になると聞いていましたが、運がよかったのか平日だったため申し込みが少なかったのか、3つとも申請がとおりました。
面接授業の様子やレポート提出についてはこちらの記事で↓
なにしろ初めての経験ですし、他の聴講生の皆さんがどのくらい科目登録しているのかよく調べもせず、ほとんど勢いだけで17科目登録してしまいました。
入学願書をとりよせた時期が締め切り間際で、しっかり履修計画を立てる時間や気持ちの余裕がなかったのも原因のひとつです。
心理学を勉強したいという意気込みはあっても、「どのように勉強していきたいのか」「最終ゴール(目的)はどこか?」「1日の勉強時間は?」をよく考えていませんでした。
気持ちだけで突っ走ってしまった結果、「とりあえず申請できるものはすべて」詰め込んだ形になってしまったのです。
そして絶対忘れてはならないのは、単位認定試験の日程。
科目の概要がかかれた冊子には、単位認定試験の日程も載っています。
自宅での受験じゃなく実際に試験会場に行くことになるので、その日時はあけておく必要があります。
中には試験の日時がバッティングしてしまう科目もありますので、希望科目の試験日を把握してから科目申請するようにしてくださいね。
放送大学科目登録申請の注意点2
科目を多く申請するということは、それだけ費用も勉強に必要な時間もかかります。
1科目の放送授業は45分×15回=675分
675分×17科目=11,475分。
おおよそ191時間以上、放送授業を受けることになります。
10月からスタートし1月末に始まる試験までの4ヵ月間に、17科目の全授業の学習を終えていなければならないので、かなりの学習時間が必要になりました。
一度に多くの科目を登録するということは、一度に出ていくお金も大きくなります。
今回、独身時代の貯金から学費の1単位5,500円(1科目2単位=11,000円)を捻出しました。
単位認定試験に合格しなければ、このお金もムダになってしまいます・・・・
放送大学での学習を検討されている方、特にお仕事や子育てに時間をとられる方にお伝えしたいことはこちらです。
勉強に充てられる時間と生活のペースをよく考えた上で科目登録してくださいね!
「学位をとるためにとにかく速く単位数をとりたい」という方や、「資格取得のために決められた科目数を一定期間にとらなければいけない」という方はある程度ペースがきつくなってしまうかもしれません。
でも社会人になって放送大学で学ぼうという方の中には、ご自分で希望されて「深く学びたい」という目的をお持ちの方も多いと思います。
ご自分に合った無理のないペースで、計画的に学習できる範囲の科目数を登録されることをおすすめします。
ちなみに放送大学ホームページの質問欄にこのような記載がありました。
1学期間にどのくらい履修すればよいのですか。
A1.選科・科目履修生では2~3科目履修する方が多いようです。全科履修生は卒業するために124単位必要ですから、4年間で卒業するためには、1年間に31単位を履修する必要がありますので、1学期では平均15~16単位(約8科目)履修することとなります。
しかし、必ずしも4年間で卒業しなければならないということではありませんので、平均的には1学期間に4~5科目履修する方が多いようです。ご自分の学習ペースに合わせて無理のないように履修することをおすすめします。
放送大学科目登録申請の注意点まとめ
- 履修計画を立てた上で学習する科目を決める
- 単位認定試験の日程はおさえておく
- 勉強時間と費用、生活のペースを考えて無理のない範囲で
「放送大学で心理学を勉強しよう!」
そう決意を持って科目登録する時は、みなさんとても意気込んで、はりきっていると思います。
気持ちのままに「あれもとりたい」「これもとりたい」、興味のある科目はいくつも出てくると思います。
認定心理士の資格をとりたいと思う場合は必要な単位が決まっているので、
余計に「あれもこれもとらなきゃ!」になってしまうと思います。
単位をとるためには放送授業を視聴したり、印刷教材を読み込んだりと日々の勉強が必要になります。
通信指導のレポート提出、単位認定試験も単位をとるためには避けてとおれません。
一度に登録する科目が多ければ多いほど、必要な時間が増えていくことになります。
放送大学は通信制ということで、社会人の方も多いですよね。
お仕事や家事、子育て、毎日お忙しいと思います。
貴重な時間をじゅうぶんに生かして勉強するためにも、ご自分の生活のペースにあわせて、しっかり計画をたてた上で科目登録することをおすすめします!
「放送大学で心理学を学びたい」という方に少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。