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相続登記自分でやりました 必要書類や費用は?知識ゼロでも大丈夫?

相続する家
  相続手続き、自分でやれるかどうか迷っておられますか?

この記事はこんな方に読んでいただきたいです。

  • 「相続手続きって自分でできるの??」と思っている
  • 自分でやるか、委託するかを迷っている
  • 何から手をつけていいかわからない
  • 司法書士など専門家に委託する費用を節約したい
  • できれば自分でやりたいが、知識がゼロで自信がない
  • 自分でやる場合の大体の流れを知りたい

これらはすべて私が悩んでいたことです。

でもまったく知識がなかった私が、専門家に委託することなく相続登記(土地・建物の名義変更)を完了することができました!

この記事でお伝えしたいことはこちらです。

  1. 自分でやるか、専門家に委託するかの判断のつけ方
  2. 手続きの進め方、実際に行った作業(今回のケース)
  3. 手続きはできるだけ早い時期に行ったほうがいい

*法律の知識はゼロですので、法律のことについては書いていません。
(参考になると思われる外部リンクを貼っておきます)

「知識ゼロだった私が自分でやれると判断した理由」

「専門家に委託することなく手続きを完了するまでに、実際に私が行った作業と流れ」

について書いています。

あくまで私個人のケースになります。

必ずしも全員の方がご自分でできるとは限りません。最終的に外部に委託する方もいらっしゃると思います。

専門的なことは書けませんので物足りない点もあるかと思いますが、迷っていて先に進めない方に、ほんの少しでも参考になれば嬉しいです。

相続登記は自分でできる?まずは法務局の無料相談窓口へ!

土地や家屋の名義変更のことがずっと気にかかっている方、委託するにもどこにお願いするのがいいのかわからなくて、手続きが延び延びになっている方・・・

できれば自分でやってみたいけど、できるかどうか不安な方・・・

まず、お近くにある「法務局の無料相談窓口」にお電話して相談の予約をとってください。

私も知識ゼロでしたが、亡くなった祖母の名義である土地と家屋を、相続者である兄に変更することができました。

当初は自分でやるつもりはなく、どちらか専門の方にお願いしようと思っていました。

相続登記など、自分にはできるはずがないと思い込んでいたのです。

ネットで「相続登記」と検索すると、「相続支援センター」や「司法書士事務所」など数々のホームページが出てきます。

でも数が多すぎて、どこを選んで相談に行けばいいのか迷ってしまいました。

そこで思いついたのが、法務局の無料相談窓口でした。

(例:東京法務局 「登記相談の事前予約のご案内」)

私の住んでいる地域の法務局では30分が相談無料になっていました。

とりあえず電話で予約をとり、約束の日時に法務局に向かいました。

【法務局での相談(1回目)】

  • 被相続人(亡くなった祖母)、法定相続人を含む家族の関係を説明
  • 法務局に提出する申請書、添付書類の説明をうける

相談員の方に今回の相続に関するおおまかな経緯を説明し、申請に必要な書類がどのくらいあるのか、参考資料をみながら説明を受けました。

*大体の目安のために、提出書類をひと通りあげておきます。
実際に必要な書類については個々のケースで変わってきますので、お住まいの地域の法務局でご確認ください。

【作成が必要な申請書類】

  • 登記申請書
  • 相関関係説明図
  • 遺産分割協議書(遺言書がない場合)*実印での押印が必要です
  • 委任状(相続人以外が申請する場合)

【添付書類】

〔被相続人(亡くなった人)に関する書類〕

  1. 出生から死亡までの戸籍謄本
    (出生から死亡まで本籍が変わっている場合はすべてが必要)
  2. 住民票の除票、もしくは戸籍の附票
  3. 遺言書(遺言による相続登記)(参考:司法書士よしだ法務事務所)

〔遺産分割協議書による相続の場合上記書類①②の他に

  1. 法定相続人全員の戸籍謄本
  2. 法定相続人全員の印鑑証明書(実印)
  3. 固定資産評価証明書(登録免許税)の計算のために必要
    (市町村役場にて取得)
  4. 相続人の住民票

参考:不動産を遺産分割協議によって相続した場合の申請書の様式(オンライン庁)

この他に登記簿謄本(登記事項全部証明書)は一番最初に取得しておくことをおすすめします。(法務局オンラインでもとれます

提出書類ではありませんが、土地・家屋の所有者や地番の確認のために必要になります。

ご家族が把握している方以外が所有者だった(他人名義だった)というケースもあります。

名義は亡くなった方でも、把握していない不動産が出てくるかもしれません。

私の時は相談に行った際に、この登記簿謄本のことを教えてもらいました。

相談員の方

このまま帰りに窓口によって取得してくださいね。所有者、地番その他確認しておいてくださいね

上記は今回の申請で私が提出した書類になりますが、相続のケースによって変わってきますので管轄の法務局で確認をお願いします。

相談の際に、私が一番聞きたかったことはこちらでした。

皆さん、自分で申請されるのですか?専門家の方にお願いしたほうがいいのでしょうか?

 

相談員の方

 パソコンが使える方ならできますよ~。大丈夫です。(笑顔)

そこで私の気持ちは決まりました。

自分で行うと決めた理由
  • 専門家に委託すれば、相場6万~10万円くらいかかる。
    自分で申請すれば、主な費用は書類の取得費用と登録免許税のみ。
  • 作成が必要な申請書類についてはひな形があり。
  • 被相続人(祖母)の出生から死亡まで本籍の異動が把握できている
  • 法定相続人が兄と私の2人だけなので協議書の作成が簡単。
  • 戸籍などの添付書類については時間がかかってもとれると判断

法務局のホームページに作成のマニュアルもありますし、今回の場合は法定相続人が2人だけなので手続きも難しくないと判断しました。

個人では難しいと思われるケース
  • 法定相続人が把握できない。あるいは連絡がとれない人がいる。
  • 被相続人(亡くなった人)の生い立ちが不明で、出生時からの戸籍がとれない
  • 不動産の所有者が他人名義になっていた
  • PC作業が苦手
  • 忙しくて平日に時間がとれない

この場合は手続きが難しくなり、必要となる書類も多くなります。
やはり専門の知識を持った方におまかせしたほうがスムーズかと思います。

今回、法務局・市町村役場に行った回数は全部で3回(3日)でした。
お仕事の関係で平日にお休みがとれない方はやはり難しいかと思われます。

このように、一度相談窓口に行って説明を受けると、自分達のケースにどのくらいの作業が必要か大体把握できます。

自分で対応できそうか、やはり専門家に委託するほうがいいのか判断もできるようになります。

「どうしていいのかわからない」という方は、まず法務局にお電話して足を運んでみてください。

 

 戸籍謄本は郵送申請で取得できる

法務局の無料相談は平日にしか行っていない地域が多いと思います。

私は午前中の早い時間に相談予約がとれたため、必要な添付書類を確認した上で、そのまま役所に向かって必要な書類をとることができました。

法務局や市町村役場に行く時には認印と身分証明書を必ず持っていってくださいね!

役所では押印や、身分証明書が必要になるケースが多いです。

遠方の市町村役場で行くことが難しい場合には、郵送での申請ができます。

(参考:郵送で戸籍謄本を取り寄せる方法

現金のかわりに「定額小為替」(ゆうちょ銀行で購入)が必要になります。

私も祖母の出生地である市町村役場が遠方だったため、戸籍を郵送でとりました。

「数十年も前のことだし、戸籍とれるのかな?」と心配でしたが、祖母の名前と生年月日、住所は細かい地番が不明でしたが大丈夫でした。

亡くなった方の情報が乏しくて不安な場合は、先に市町村役場の戸籍担当窓口にお電話で事情を説明し、戸籍がとれるかどうか確認してから郵送申請するとよろしいかと思います。

私が問合せた時は、乏しい情報ながらも親切に対応してもらえました。

申請書の他に、私の身分証明書の写し、祖母と私の関係がわかる戸籍の写し、定額小為替を同封しました。

書類がそろったら、再度相談窓口にて確認してもらう

提出した書類等に不備があると差し戻しになってしまいます。

私はある程度書類がそろった段階で、2度目の予約をとって相談に行きました。

30分しか時間がないため心配だった点など質問事項をまとめ、書類の点検もしてもらいました。

【法務局での相談(2回目)】

  • 申請書に間違いがないか、添付書類に不備はないかの確認
  • 提出する際の綴じ方、割印の仕方など確認

お住まいの法務局によって提出の際の書類の綴り方、割印の仕方が変わってきますので、直接確認しておいたほうがいいです。

この2回目の相談によって書類の不備などもわかりましたので、申請書類を再度見直し、不足分の書類をそろえ、提出は1回で無事に完了することができました。

相続登記 相談から申請完了まで全体の流れ

相続登記の手続きにかかった全体の流れがこちらになります。

1.法務局に1回目の相談に行く(申請についての説明を受ける)↓

2.申請書の作成、添付書類の用意(戸籍・住民票・印鑑証明書他)↓

3.法務局に2回目の相談に行く(提出書類の確認、不明点の質問)↓

4.足りない書類を揃える↓

5.提出(受付番号をもらう)↓

6.1週間後、電話にて審査完了を確認

私が手続き完了までにかかった期間は約一か月でした。

平日なかなか時間がとれなかったため2回目の相談に行くまでの時間が空きましたが、
申請書の作成自体は難しいものではなく、マニュアルをみれば1〜2日でできるものでした。

戸籍などの添付書類がどの範囲まで必要になるか、書類を用意するまでにどのくらい時間がかかるか、によって完了までの時間が変わってくるかと思います。

不動産相続の手続きは早く行ったほうがいい

今回は無事に手続きをすませることができましたが、やはりもっと早い時期に取り掛かっておけばよかったと思いました。

おもな理由としては次のことがあげられます。

  1. 不動産の売却ができない
  2. 死後5年以上経過すると取得できない書類がある
  3. 年月が経つにつれ、土地の所有者や相続人の把握が難しくなってくる

まず第一に、亡くなった方の名義のままでは不動産の売却ができません。

土地を売りたい、貸したいと思った時に手続きに時間がかかっていると、よいタイミングを逃してしまうことも考えられます。

また、祖母が亡くなってから5年以上が経過していました。

住民票の除票などは、死後5年が経過すると出してもらえない市町村役場が多く、かわりとなる書類が必要になってきます。

私達の場合も住民票の除票がとれなかったため、土地と建物の権利書の写しまで提出しなければならなくなりました。
地番ごとに複雑に分かれており、また年数が経っていて劣化した書類を探し出すのはなかなか大変な作業でした。

またご家庭によっては、数十年間、名義変更を行っていないというケースも珍しくないと思います。
調べてみてはじめて、所有者がまったく知らない他人の名前になっていたということもありえます。

相続手続きはできるだけ早急に行ったほうが、処理を楽に、早くすませることができます

相続手続きを自分で まとめ

  1. まずは法務局に相談に行き、申請にどのくらいの手続きがかかりそうか確認。
    その上で、自分で行うか、専門家に委託するかを判断する
  2. 申請書の作成自体はPCが扱えれば難しくない
  3. 戸籍は郵送申請でも取り寄せることができる
  4. 書類がそろったら再度法務局に相談に行き、確認してもらったほうがよい
    (申請書、添付書類の不備、綴じ方、割印の仕方など)
  5. 手続きはできるだけ早い時期に行ったほうが作業が楽。

参考:早めに手続きしておきたい!不動産の相続登記/カシリス

この記事は今回の私の経験にそって書いていますので、参考にならない部分もあるかと思います。

でも、もし以前の私のように不動産相続の件で悩まれているなら、一度お近くの法務局でご相談されることをおすすめします。

私も法務局の相談員の方に背中を押してもらうような形で、自分で手続きを進めることに決めました。

実際の手続きについて詳しく説明を受けることが、何かしらの判断材料になります。

迷っている方は、ぜひ一度窓口にお電話してみてくださいね。